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Chun-Lin Lai

01, プロフィール

Chun-Lin Lai, ソフトウェアエンジニア/電力市場アナリスト

蓄電池の現場設備と日本の電力市場をつなぐ、業務システムと分析基盤を設計・開発しています。

00:0012:0024:00

1日=48コマ(30分単位), 東京

02, プロフィール

電力市場・蓄電池・ソフトウェアを横断する三つの領域

  1. 01

    日本の電力市場

    日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場・時間前市場の価格分析と、需給調整市場(EPRX)の商品ごとの動向分析を行っています。予測、入札、意思決定支援の各業務が一連の流れとして機能するよう、分析結果を業務システムに落とし込んでいます。

    JEPXスポット市場・時間前市場 · 需給調整市場(EPRX)の商品 · 予測 · 入札ワークフロー · 意思決定支援

  2. 02

    系統用蓄電池とエネルギーシステム

    エネルギーマネジメントシステム(EMS)、パワーコンディショナ(PCS)、バッテリーマネジメントシステム(BMS)との連携を通じて、系統用蓄電池(BESS)の充放電計画を現場の運用につなげています。テレメトリ(計測データ)の取り込み、充電状態や出力上限といった運用制約、サイトごとの業務手順を、システムの仕様として整理しています。

    充放電計画 · EMS・PCS・BMS連携 · テレメトリ · 運用制約 · サイトごとの業務手順

  3. 03

    ソフトウェアエンジニアリング

    Python、Django、FastAPI、PostgreSQL、Docker、AWSを中心に、バックエンドとデータパイプラインを設計・開発しています。市場データと設備データを扱うAPIと分析システムを、運用担当者が日々使える形で提供することを重視しています。

    Python・Django・FastAPI · PostgreSQL · Docker・AWS · データパイプライン · API設計

03, 主な実績

市場と現場設備をつなぐ三つのシステム

いずれも、日本の電力市場のルールと蓄電池の運用制約をシステムの仕様に置き換える取り組みです。担当した範囲と設計上の考え方を中心にまとめています。所属企業名と期間は意図的に記載していません。

事例 01

系統用蓄電池の市場運用プラットフォーム

アグリゲーションコーディネーター(AC)が系統用蓄電池を電力市場で運用するための業務システム(ACシステム)です。JEPXと需給調整市場の入札業務から、現場の充放電運用までを一つのプラットフォームでつなぎます。

役割
バックエンドおよび分析ロジックの設計・開発
主な技術
  • Python
  • · Django
  • · PostgreSQL
  • · REST API
  • · Docker
  • · AWS
  • · EMS・PCS・BMS連携とテレメトリ処理
  1. 電力市場
  2. ACシステム
  3. EMS
  4. PCS・BMS
電力市場からACシステム、EMSを経てPCS・BMSへと至る情報の流れ

背景

系統用蓄電池を市場で運用するには、JEPXのスポット市場・時間前市場と需給調整市場それぞれの取引ルールに沿って入札し、約定結果を現場の充放電計画に反映する必要があります。市場側の業務と、EMSを介したPCS・BMSの制御やテレメトリという設備側の業務は、扱う時間軸も担当者も異なります。両者を分断なくつなぐ業務基盤が求められていました。

アプローチ

市場ルールと運用制約を読み解き、入札提案、約定結果の確認、充放電計画、実績レポートといった機能ごとにバックエンドと分析ロジックを実装しました。充電状態や出力上限、稼働可否といった制約は、画面上の注記ではなくデータモデルとロジックの前提として組み込んでいます。運用チームと市場チームの双方が同じ情報を参照できるよう、画面は日英両言語で構成しました。

担当範囲

  • 運用ダッシュボード
  • JEPX・需給調整市場向けの入札提案と意思決定支援
  • JEPX・需給調整市場の約定結果レビュー
  • 充放電計画の作成・確認画面
  • 実績レポート
  • 日英両言語対応のユーザーインターフェース

成果

市場への入札から現場の充放電運用までを、一つのプラットフォーム上で追跡できる体制を整えました。入札の根拠、約定結果、実際の運用実績を同じ画面構成の中で確認できるため、運用担当者と市場担当者が前提を揃えて議論しやすくなっています。

事例 02

需給調整市場(EPRX)価格分析ツール

需給調整市場の約定価格を商品別・時間帯別に分析し、入札判断と市場理解を支えるツールです。データ取得から分析、レポート出力までを一連のパイプラインとして整備しました。

役割
データパイプラインと分析ロジックの設計・開発
主な技術
  • Python
  • · pandas
  • · SQL
  • · PostgreSQL
  • · 時系列分析
  • · レポーティング
0003060912151821
1日を30分単位の48コマに区切り、商品別・時間帯別の価格を並べて確認します48コマ(30分単位)3時間ブロック強調表示のブロック

背景

需給調整市場では複数の商品が時間帯ごとに取引され、価格の傾向は商品や時間帯によって異なります。公開データは存在するものの、そのままでは日々の入札判断に使いにくく、市場の構造を継続的に把握するための分析基盤が必要でした。

アプローチ

市場データを定期的に取得して正規化するパイプラインを構築し、商品・時間帯・日付の軸で価格を集計できるデータモデルを設計しました。集計結果は、入札を検討する担当者が前提を共有できるよう、分析ビューと定型レポートとして提供しています。

担当範囲

  • 市場データの取得・正規化パイプライン
  • 商品別・時間帯別の価格集計
  • 入札判断を支える分析ビュー
  • 市場理解・振り返りのためのレポート

成果

商品別・時間帯別の価格傾向を、担当者が同じ集計軸で継続的に確認できるようになりました。入札判断の際に参照する前提が揃い、市場動向についての社内の議論を数字に基づいて進めやすくなっています。

事例 03

蓄電池収益・太陽光発電予測プラットフォーム

複数サイトの蓄電池収益を横断的に把握し、太陽光発電(PV)の発電量予測とJEPX価格予測を充放電計画の判断材料として提供する基盤です。

役割
予測ワークフローと収益集計ロジックの設計・開発
主な技術
  • Python
  • · FastAPI
  • · PostgreSQL
  • · pandas
  • · 時系列予測
  • · Docker
  • · AWS
00:0012:0024:00
1日の充放電の推移と、太陽光発電量・市場価格の予測カーブを重ねて確認しますJEPX価格予測PV発電量予測充電放電

背景

蓄電池の収益は、市場価格、充放電の実績、サイトごとの運用条件の組み合わせで決まります。収益を事後に集計するだけでなく、翌日以降の太陽光発電量と市場価格の見通しを、充放電計画の前段に組み込むことが求められていました。

アプローチ

サイト横断で収益を集計するデータモデルを設計し、市場の約定結果と現場の運用実績を同じ時間軸で突き合わせられるようにしました。PVの発電量予測とJEPX価格予測は、データ取得・予測・事後評価を定期的に繰り返すワークフローとして整備し、実績との差を確認しながら充放電計画の判断材料に反映しています。

担当範囲

  • サイト横断の収益モニタリング
  • 太陽光発電量予測ワークフロー
  • JEPX価格予測
  • 充放電計画の判断材料としての予測配信
  • 予測精度の事後評価

成果

収益の把握と、価格・発電量の見通しを同じ基盤で扱えるようになり、充放電計画の検討を事前の見通しに基づいて進められる体制になりました。予測は実績と継続的に比較しており、精度の傾向を把握しながら改善を続けています。

04, 経歴

職務経歴

  1. 2025年11月〜現在

    Lehman Holdings株式会社

    ソフトウェアエンジニア/電力市場アナリスト

    日本の電力市場における蓄電池運用に関わるソフトウェア開発と市場分析を担当しています。

    • 蓄電池運用に関わるバックエンドとデータパイプラインの設計・開発
    • JEPX・需給調整市場のデータ分析による入札・運用判断の支援
    • 運用チーム・市場チームとの日英両言語での要件整理と連携
  2. 2025年2月〜2025年9月

    Recharge Power

    シニアバックエンドエンジニア

    バックエンドサービスとデータパイプラインの設計・実装を担当し、技術面の判断やコードレビューにも携わりました。

    • Python(Django・FastAPI)とPostgreSQLによるバックエンドサービスとAPIの設計・開発
    • データパイプラインと分析機能の構築・保守、Docker・AWS上でのデプロイ支援
    • コードレビューと、他のエンジニアとの技術的な調整
  3. 2023年9月〜2025年1月

    Recharge Power

    バックエンドエンジニア

    APIとデータ処理基盤の開発・保守を担当しました。

    • PythonとPostgreSQLによるバックエンド機能とREST APIの開発
    • データパイプラインとレポート機能の実装
    • Dockerベースの開発環境とCIを前提としたプロジェクト構成の整備
  4. 2023年2月〜2023年9月

    The News Lens

    データアナリスト(インターン)

    SQLとPythonによるデータ分析とレポート作成を担当しました。

    • SQLとPythonによるデータ分析で社内チームを支援
    • 定期レポートの作成と分析手順の再現性の確保

その他

  • 上記以前に、図書館でのインターンシップを経験しました。

05, スキル

業務で用いる技術と知識

  • Python
  • Django・FastAPI
  • PostgreSQL
  • REST API設計
  • Docker・AWS
  • CIを前提としたプロジェクト構成
  • データパイプラインの構築
  • 時系列データ分析
  • 予測ワークフローの整備
  • レポーティング
  • pandas・SQLによる分析
  • JEPXスポット市場・時間前市場
  • 需給調整市場(EPRX)の各商品
  • 30分コマを単位とした精算・集計
  • 入札業務のワークフロー
  • 市場ルールの解釈と仕様化
  • 充放電計画の策定支援
  • EMS・PCS・BMS連携
  • テレメトリの取り込みと保管
  • 運用制約の扱い(充電状態、出力上限、稼働可否)
  • 運用チーム・市場チームとの協働
  • 業務要件のシステム仕様・ロジックへの落とし込み
  • 日英両言語でのドキュメント作成とコミュニケーション
  • 台湾・日本にまたがるチームでの協業

06, 学歴・言語

学歴と言語

学歴

国立台湾大学

学士(図書館情報学)

言語

日本語
日本語能力試験(JLPT)N2|業務文書の作成と実務的な会話に対応
英語
ビジネスレベル
中国語(台湾)
母語

台湾と日本の双方の職場で働いた経験があり、両国にまたがるチームでの協業を重ねてきました。

07, 連絡先

お問い合わせ

電力市場と蓄電池運用を支えるソフトウェアに関するご相談やご連絡は、LinkedInよりお願いいたします。

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